自宅サーバの立ち上げ方

自分でドメインを取得して,ウェブサーバを立ち上げる.これは一見難しいと思われるかもしれないが,意外に簡単である.ドメインを取得するには複雑で面倒な申請が必要なんじゃないか,ウェブサーバを立ち上げて世界中からアクセスできるようにするためには特別な通信環境が必要なんじゃないか,と思っている方もいるかもしれないが,どちらも必要ない.

 

使うのは,DDNSというサービスだ.DDNSとは,ダイナミックドメインネームシステムの略だが,つまりはドメイン名と端末(正確には端末のIPアドレス)をリアルタイムで結びつけてくれる,というサービスだ.これにより,ドメイン名をブラウザに打ち込むだけで,自宅のサーバにつながるという状況が実現する.DDNSサービスには色々な種類があるが,ドメイン名の取得といった基本的な機能は,メールアドレスの登録程度のごく簡単な手続きのみで利用できる.しかも,無料である.このDDNSを使えば,接続環境やプロバイダーに依らず,自分の好きな文字列をドメインにしてウェブサーバを立ち上げることができる.

 

今ではエックスサーバー評価・口コミサイトによると、Xサーバーの安定性は非常によいそうだ。

 

ウェブサーバには,linux環境ならApacheがおすすめである.Windows環境でもApacheが動くが,パソコン初心者にはAN HTTPDの方が簡単かもしれない.

 

ウェブサーバを立ち上げれば,後はそこでホームページを運営することもできるし,スクリプトを組んでウェブデザインを頑張ればネットショップを開くこともできる.ウェブサーバだけでなく,ファイルサーバやSSHサーバを立ち上げることも面白いかもしれない.WebDAVを利用して,ウェブサーバでファイル共有ということもできる.

 

ただし,2013年現在では,DDNSを利用して自宅にサーバを構えるよりも,レンタルサーバサービスあるいはクラウドサービスを利用した方が手っ取り早く,かつ便利かもしれない.かつてはこれらのサービスは高額だったが,現在はそこまで割高感はない.自宅サーバの電気代より少し高いくらい,だろう.また,ファイル共有については,わざわざファイルサーバやWebDAVを立ち上げなくても,DropBoxに代表されるような各種クラウドサービスが無料で利用できる.自宅サーバの立ち上げは,ネット技術に興味のある人は一度は経験しておくべきだと思うが,実際の利便性としては,その魅力は少なくなりつつあると言えるだろう.